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2006年6月

マンガ「乱飛乱外(らっぴらんがい)」田中ほさな(著)

本屋でなんとなく手にしたマンガ「乱飛乱外(らっぴらんがい)」。
これが意外に面白いので収穫でした。

講談社の「月刊少年シリウス」で連載中だそうですが、私はこの雑誌知りませんでした。
作者は「田中ほさな(田中保左奈)」
「GS美神 極楽大作戦!!」の作者・椎名高志のアシスタントをしていたこともあってか、単行本の帯には椎名高志推薦とあります。

物語の舞台は戦国時代。
額に角を持つ少年「雷蔵」はその容姿のため、人々から鬼っ子と虐げられひっそりと暮らしている。
ある日雷蔵は溺れた女性を助けるが、他人とあまり関わった事のない雷蔵はうまくコミュニケーションをとることができない。
そこへ雷蔵の命を狙う刺客が現れる。
刺客は額に角を持つ刀(かたな)一族を根絶やしにするために暗躍していた。
雷蔵は刀一族の最後の一人だという。
刺客の凶刃にかかる寸前、雷蔵は先の女性に助けられる。
この女性こそ、刀一族に仕える女忍者だった。

という出だしで、雷蔵には四人の女忍者が仕えるらしいですが、1巻では三人出てきます。
ハーレム系のマンガかとおもいきや、実に少年漫画らしい快作で、お色気も適度で好感が持てます。
画力も構成力もあり、実力のあるマンガ家だと思います。
背景の描き込みなどを見ると、この人は時代劇が好きなんだなぁと思います。
私はこれから応援していきたいと思います。

ところで、田中ほさなさんは「ポカちゃんと僕」というWEBコミックの絵も描かれています。

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乱飛乱外 2 (2) Book 乱飛乱外 2 (2)

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小説「塗仏の宴」

京極堂シリーズ第五弾「塗仏の宴」を読みました。
いやぁ長いです。
本作は「宴の支度」と「宴の始末」の二冊に分かれていますが、それぞれ千ページあります。
それだけに、本作は京極ワールドの集大成といった感じです。
前作の「絡新婦の理」は妖怪色が薄かったですが、今回はいっぱい出てきます。
登場人物もやたら多いので、関係を覚えるのが大変です。
海外の翻訳物小説にはよく、巻頭に登場人物一覧が載っていますが、そういうのが欲しくなります。

自分の記憶が信用できなくなったとき、自分を自分たらしめているものは何か、というなかなか哲学的な内容です。
また、家族とは何かという内容でもあります。

クライマックスは少々収まりが悪いような気がしますが、読み応えのある作品です。

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